先週の反省:クイーンC、京都記念、共同通信杯

2015年2月16日月曜日

■クイーンC

1着 【B-】キャットコイン
2着 【B】ミッキークイーン
3着 【B+】ロカ
--
4着 【B+】アンドリエッテ
11着 【B+】ダノングラシアス
13着 【B+】ブルックデイル

A不在でB+は4頭。川田騎手が騎乗するので期待していたアンドリエッテは、輸送減りが響いたか、惜しくも4着に敗れた。キャットコインは追い切りでそこまで良く見えず、パドックの雰囲気もそれほど良くなかった。能力の絶対値が高いのだろう。2着のミッキークイーンは、コメントどおり、外を回して届かず。しかも大外からアンドリエッテに追いかけられる理想的な展開だった。ただ、輸送減りが激しかったにもかかわらず2着にがんばったわけで、調整がうまくいけばクラシックで面白い存在になるかもしれない。読みどおり、性格が怖がりかどうかは、そのうちわかるだろう。3着のロカは見栄えのする馬だ。今回も出遅れたが、致命的というほどではない。1番人気でマークされる立場。能力の一端は見せてくれた。だが、桜花賞に出るとなればローテーションが厳しい。1冠目をパスしてオークスを目指すかもしれない。




■京都記念

1着 【B+】ラブリーデイ
2着 【B-】スズカデヴィアス
3着 【C】キズナ
--
4着 【A】レッドデイヴィス
8着 【A】マイネルディーン

Aを2頭の人気薄につけたら、レッドデイヴィスが4着に来た。ハープスター(B+、5着)より前に来られたわけで、よくがんばった。もともと期待されていた馬なので、調子さえ良ければこの程度は走りそうだ。ラブリーデイは、戸崎騎手が見事な騎乗でハナ差の勝利。本格化した印象だ。2着のスズカデヴィアスは展開がはまった。いや、展開をはめた、と言うべきか。追い切りもパドックもそれほど目立たなかったが、自分のペースに持ち込んで、後ろから来るはずのキズナとハープスターが来ず、残った。3着のキズナは追い切りで見たとおり大幅な馬体増だったが、パドックの映像を見ると、それほど太さを感じなかった。今回は1、2着馬と斤量差があり、同斤量なら逆転できる着差だ。ただ、体型も走り方も昔と変わっている。今年は凱旋門賞を目指すようだが、今の走り方で欧州の芝に合ってくるのだろうか。なお、ハープスターが前につけたのは、調教師の指示によるものらしい(参考:キズナとハープ、復帰の京都記念。敗戦でも見られた、両頭の“らしさ”)。




■共同通信杯

1着 【B+】リアルスティール
2着 【B+】ドゥラメンテ
3着 【B】アンビシャス
--
6着【A】ソールインパクト

Aが1頭、B+が3頭。ソールインパクトは見せ場なく敗れたが、2頭のB+で決まったのでまあまあの結果になった。しかし、追い切り内容をB+評価し、パドックで最も良く見えたダノンメジャーが大差の最下位。平地調教再審査が科せられてしまった。メディアでは、手前を変えようとしたところでガクンとなった、という橋口師のコメントが紹介されている。鞍上は横山典騎手。つまりはそういうことなのかどうなのか。1着のリアルスティールは、ロスなくきれいに勝った。先々週に福永騎手がお手馬の3歳牡馬よりヴァンセンヌを選んだので驚いたが、彼はこの馬とクラシックへ向かう腹を固めていたのだろう。有力な1頭になった。2着のドゥラメンテは、道中かかりっ放しのチグハグな競馬。ふつうに走れば勝っていたはずで、精神面の成長が課題だ。3着のアンビシャスはよくがんばった。体の使い方が上手で、走りの美しい馬だが、現時点で上位2頭との能力差は大きそうだ。

このブログを検索

Twitterはこちらへ

プッシュ通知を受け取る

QooQ