桜花賞の反省と全着順-2015年4月12日のレース

2015年4月14日火曜日

1着【B:5人気】レッツゴードンキ 1:36.0
2着【B-:7人気】クルミナル 1:36.7
3着【A:8人気】コンテッサトゥーレ 1:36.8
4着【B-:3人気】クイーンズリング 1:36.8
5着【B-:16人気】ノットフォーマル 1:36.9
6着【B+:4人気】アンドリエッテ 1:36.9
7着【B:6人気】キャットコイン 1:36.9
8着【B:15人気】アースライズ 1:36.9
9着【A+:1人気】ルージュバック 1:37.0
10着【B-:2人気】ココロノアイ 1:37.0
11着【B:12人気】レオパルディナ 1:37.1
12着【B:9人気】テンダリーヴォイス 1:37.1
13着【B:11人気】ペルフィカ 1:37.2
14着【B+:10人気】ムーンエクスプレス 1:37.3
15着【B:13人気】ローデッド 1:37.4
16着【C:14人気】メイショウメイゲツ 1:37.4
17着【B-:18人気】トーセンラーク 1:37.5
18着【C:17人気】クールホタルビ 1:37.5

この不可解なレースについて、何を書けばいいのか。ルージュバックの敗因が何なのか、わけがわからない。やろうと思えば、セクレタリアトのベルモント・ステークスのようなレースになってしまうほどの、圧倒的な力差があると考えていた。いや、いまでもそう考えている。あのすばらしい追い切りから考えられる強烈な走りを、この馬は一度もレースでやっていない。本気で走らず、きっちりと勝つ。ギリギリで勝つのではなく、見ている人が安心できるちょうどいい具合に勝つ。戸崎騎手に導かれ、今回もそうなると思い込んでいた。1.9倍の単勝オッズを見ながら、なぜこのレースに川田騎手が乗っているのだろう、もし彼がいなければ、GIの上限投資金額3000円を解除して、ルージュバックの単勝に最低でも10万は突っ込んでいただろうに、と悔やんだものだ(最終的には1.6倍)。とういわけで、川田騎手に感謝している。どちらかというと、レースで勝ってくれたときに感謝したいのだが。

そこまで惚れ込んだ馬なので、今回はほぼ馬連1点になった。川田騎手のアンドリエッテは、騎手うんぬんではなく、純粋に馬が強いと見た。さすがにGIは3000円も賭けるので、川田騎手が危ないと見ると4頭BOXにするのだ。今回は、B+評価したアンドリエッテにも自信があった。なので、アンドリエッテとルージュバックの馬連ワイド。さらにその2頭を軸にして、B+以上の3頭を3着付けにする3連単と3連複で遊ぶ。A評価のコンテッサトゥーレは鞍上も魅力で、来たらでかい。でもまあそこは博打であり、遊びにすぎない。まず間違いなく、馬連ワイドは当たるだろう、ルージュバックがどんな勝ち方をするか見てみよう、というスタンスで、中山競馬場のターフビジョンに吸い込まれた。

レースは、ゆったりと流れた。レッツゴードンキが前に出て、率先して歩いている。その馬を、だれも追い抜こうとしない。レースは異常なスローペースになる。ルージュバックは後方の馬群の中で、行き場のない状況に閉じ込められた。結局、戸崎騎手は、3コーナーで後ろに下げるしかない。場内が、ざわめきはじめた。やばそうだ、という声も聞こえてきた。アンドリエッテもまだ後方。直線、ルージュバックが弾けない。上がり3Fのタイムは全馬かなりいい数字が並んでいるが、目標のルージュバックが来ないため、あわてて追い始めた最後の1.5Fはすさまじい数字になっているのではないか。アドバンテージのあるレッツゴードンキに上がり3F33.5の脚を使われては、後続馬はどうしようもなかった。相手との兼ね合いだけでなく、自分が最も勝ちやすい展開を考えてそこに持ち込んだ岩田騎手の見事な判断だった。

ルージュバックの敗因は、どんな情報を見てもよくわからない。キャロットクラブ公式の長いコメントを読んでも、さまざまなメディアの拾ったコメントを読んでも、わからない。ただ、レース前に、大竹師の「自分が鼻息を荒くしても馬はどうもならないので自然体で臨む」というようなコメントがあった。馬は、人間より賢い部分がある。犬が飼い主家族の序列を理解するように、馬は人間を見ている。トップホースは、トップジョッキーに乗ってもらいたいはずだ。頭のいい馬は、自分を気分よく走らせてくれる鞍上のために走るはずだ。自然体を演じている自然でない周囲の雰囲気に、ルージュバックが違和感を覚えたのではないか。そんな想像もしてしまう。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2015/04/OukaPrise.html

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