有馬記念の反省と全着順-2015年12月27日のレース

2015年12月29日火曜日

1着【A:8人気】7番 ゴールドアクター 2:33.0
2着【B+:5人気】9番 サウンズオブアース 2:33.0
3着【B-:4人気】11番 キタサンブラック 2:33.1
4着【B-:12人気】16番 マリアライト 2:33.1
5着【A:2人気】4番 ラブリーデイ 2:33.2
6着【映像なし:14人気】10番 トーセンレーヴ 2:33.3
7着【B+:11人気】5番 アドマイヤデウス 2:33.3
8着【B-:1人気】15番 ゴールドシップ 2:33.3
9着【B+:10人気】8番 ワンアンドオンリー 2:33.5
10着【B:6人気】13番 ルージュバック 2:33.5
11着【B+:7人気】6番 アルバート 2:33.6
12着【B:9人気】3番 ラストインパクト 2:33.6
13着【B-:13人気】2番 ヒットザターゲット 2:33.7
14着【B:16人気】14番 ダービーフィズ 2:33.9
15着【B:15人気】1番 オーシャンブルー 2:35.4
16着【B:3人気】12番 リアファル 2:35.5

A評価2頭、B+評価4頭。さらに1週前にラストインパクトとルージュバックをB+評価していたので評価はかなりインフレ気味。さすがに有馬記念である。中でも2週連続A評価のゴールドアクターが、なぜか低評価。2015年最後のGIをA→B+で決めたので、これは自慢していい結果と言える。個人的には川田騎手のラブリーデイを絡ませたかったので馬券は取れなかったが、気分のいいレースであった。ただ、3着のキタサンブラックをマイナス評価したのは反省すべきところではある。


パドック。さすがにみなさん良く見えたが、中でも最も良く見えたのがワンアンドオンリーだった。見栄えのする馬で、毛ヅヤは良く、馬体には張りがある。ここのところ調教内容も良くなってきており、拾うことにした。しかし結果は10着。この馬の敗因はわからない。精神的なものなのだろうか。ゴールドアクターも良い。ふつうに見ると良くはないのだが、この馬はパドックでいつもうるさく、今回はそれに比べれば落ち着いていた。発汗もない。自信を持って、買うことができた。ゴールドシップは本来買いサインの最後尾を歩いていたが、16番マリアライトとも1番オーシャンブルーとも離れて歩いていた。踏み込みはしっかりしており、気配も悪くはないのだが、AJCCのパドックを思い出してしまった。前後の馬と距離を取って、1頭ぽつんと歩く1番人気は、来ないことが多い。今回は、消した。正解だった。

レースは、ポンと出たゴールドアクターを交わしてキタサンブラックが先頭へ。リアファルは控える。注目のゴールドシップは行き脚がつかず、最後方からのレースになった。サウンズオブアースは馬群にもまれて掛かりかけたが、デムーロ騎手がきれいになだめた。ラブリーデイは、最内の経済コース。川田騎手の予定どおりだろう。スタンド前を過ぎると、リアファルが動く。2コーナー手前でキタサンブラックに並びかけようとするが、キタサンブラックは慌てずに1F12秒程度のラップにしか落とさず、それでいて並ばせない。ゴールドシップは向こう正面から動き、3コーナーでは先頭を射程圏に入れた。4コーナー手前でリアファルが失速。先頭にキタサンブラックが立ち、リアファルと入れ替わったキャロットクラブの勝負服、マリアライトが並びかける。直線。ゴールドシップはこの2頭を外からとらえに行く。しかし伸びない。内でじっとしていたゴールドアクターが伸びる。ラブリーデイも追うが、いつもの脚ではない。後ろからサウンズオブアースが伸びてくる。しかし、ゴールドアクターには届かず。4コーナー先頭の2頭が3,4着に粘り込み、ラブリーデイは5着までだった。

レース数が少なくペースによって時計の変わる長距離戦なので、勝ち時計の2:33.0はなんとも言えない。過去の有馬記念と比べると、このタイムは遅い。過去10年でこれより遅いのは、2014年ジェンティルドンナの2:35.3、2011年オルフェーヴルの2:36.0、そして2007年マツリダゴッホの2:33.6(稍重)のみだ。ただ、2013年のオルフェーヴルは2:32.3と3秒7もタイムを改善させている。前日行われた同条件のグレイトフルステークス(1600万下)で勝ったポトマックリバーの時計は2:33.7。このレースの13着に相当するタイムであり、レースレベルは十分だったことの証明にはなりそうだ。勝ったゴールドアクターは、調教も良く、本格化したと見ていい。スクリーンヒーロー産駒で、種牡馬としての価値も高くなりそう。吉田隼人騎手が乗ると、6.0.1.0。中川師、吉田隼人騎手は共にGI初制覇だ。パドックでの入れ込みや発汗もいつもよりましになった。今後の中~長距離戦線をリードする有力な一頭である。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2015/12/ArimaKinen.html

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