アメリカジョッキークラブカップの反省と全着順-2016年1月24日のレース

2016年1月24日日曜日

1着【B+:2人気】3番 ディサイファ 2:12.0
2着【B+:3人気】11番 スーパームーン 2:12.2
3着【B:7人気】7番 ショウナンバッハ 2:12.2
4着【B:5人気】1番 マイネルフロスト 2:12.3
5着【映像なし:6人気】13番 ヤマニンボワラクテ 2:12.3
6着【B:8人気】14番 スズカデヴィアス 2:12.5
7着【B:12人気】15番 マイネルディーン 2:12.7
8着【映像なし:13人気】12番 フラガラッハ 2:12.8
9着【B-:9人気】8番 ステラウインド 2:12.9
10着【B+:1人気】6番 サトノラーゼン 2:13.0
11着【B:4人気】9番 ライズトゥフェイム 2:13.1
12着【B-:15人気】16番 マイネルメダリスト 2:13.2
13着【B-:10人気】5番 クランモンタナ 2:13.5
14着【映像なし:16人気】2番 アップルジャック 2:14.5
15着【A:14人気】10番 ルルーシュ 2:18.6
中止【映像なし:11人気】4番 ショウナンマイティ

A評価1頭、B+評価3頭。B+→B+→Bで決まり、マイナス評価が軒並み沈んだので、参考にはなったかもしれない。今回のA評価、ルルーシュはさすがに軸にはしづらい。個人的には、能力などを考えると軸はサトノラーゼンでいいかもしれないと考えながら、最終的にパドックを見てから検討することにした。



そのパドックでサトノラーゼンを買いたくなくなった。入れ込みがきつく、2200メートルのレースに勝てる状態ではない。能力は上位だろうが、岩田騎手からベリー騎手への乗り変わりもマイナス判断。これを見て深く悩むことになる。パドックで最も良く見えたのはショウナンバッハだった。すかっとした好馬体で、動きのバランスが良い。追い切りは馬場の真ん中あたりを通ったためにB評価までとしたが、タイムは美浦のウッドチップコースで51.8→12.2。この馬は買いたくなった。ディサイファはさすがに良い。そのほかはヤマニンボワラクテ。多少冬毛は出ているように見えたが、動きがやわらかい。この馬は追い切り映像がなく、馬柱を見ると戦ってきた相手が強い。いろいろと考えた結果、ルルーシュを切ればつかないので買いたい、B+を買わなければ後悔しそうなのでサトノラーゼンは買う、あと1頭はショウナンバッハにした。ヤマニンボワラクテも良いのだが、最後に泣く泣く外した。馬券的には正解だった。

レースは、内でショウナンマイティが若干出遅れ、外でフラガラッハが行き脚つかず。ショウナンマイティはすぐに馬群にとりついたため、それほど影響はなかったようだ。フラガラッハはじんわり内に潜り込んだので、わざと下げたのかもしれない。先手はスズカデヴィアスが奪って1コーナーへ。外からマイネルメダリストが続く。少し離れた3番手グループは、外から半馬身差でルルーシュ、サトノラーゼン、クランモンタナ。1000メートルの通過は1:00.8のハイペース。向こう正面でショウナンマイティが故障発生も、馬群に影響はない。3コーナーからレースが動き出す。スズカデヴィアスにマイネルメダリストが並びかけ、ルルーシュは後退。直線。スズカデヴィアス以外の先行勢に手ごたえがなくなったところでディサイファが進出。残り200メートルを過ぎたところで先頭に立つ。2着争いが苛烈。外からスーパームーン、内でショウナンバッハ、マイネルフロスト、ヤマニンボワラクテの叩き合い。結果は、外から伸びてきたスーパームーンが2着に入り、最内のショウナンバッハが競り合いを制して3着に来た。

勝ち時計の2:12.0は、過去10年で最速だ。過去20年を見ても、これより速かったのは2005年にクラフトワークがマークした2:11.4しかない。2000メートルより長距離のレースは展開に左右されるため、このタイムは前が飛ばしたために生まれた結果でもあるのだが、素直に勝ったディサイファの成長をたたえて良さそうだ。昨年のAJCCで5着して以降、天皇賞の8着を除くとすべて馬券圏内に入っている。今年はGI戦線でも活躍できるかもしれない。1番人気サトノラーゼンは、さすがにあのパドックでは買えなかった。休み明けは走らない馬なのかもしれない。期待していたルルーシュは、1年以上休んでいたらこんなものである。馬体重がプラス24キロだったこともあり、無事に回ってこられてよかった。追い切りは本当に良かったので、次走以降に期待したい。

最後に、ショウナンマイティについて。左前繋靭帯不全断裂とのこと。競走馬として再起することは難しそうだ。マンハッタンカフェ産駒なので、サンデーサイレンスの孫。国内ではだぶついている血統なので、種牡馬としても厳しいかもしれないが、海外で何とかならないか。GI戦線で上位をにぎわせてきた馬だ。残りの馬生を幸せにすごしてほしい。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/01/AJCC.html

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