日刊スポーツ賞シンザン記念の反省と全着順-2016年1月10日のレース

2016年1月12日火曜日

1着【B:8人気】6番 ロジクライ 1:34.1
2着【B:2人気】7番 ジュエラー 1:34.1
3着【B:11人気】14番 シゲルノコギリザメ 1:34.2
4着【B:3人気】2番 アストラエンブレム 1:34.2
5着【B+:6人気】3番 レオナルド 1:34.4
6着【B:7人気】5番 レインボーライン 1:34.5
7着【B-:10人気】12番 ノーブルマーズ 1:34.6
8着【B:12人気】17番 ドゥーカ 1:34.7
9着【B+:5人気】18番 ショウナンアヴィド 1:34.7
10着【B-:13人気】11番 ファインニードル 1:34.8
11着【B:16人気】4番 キングライオン 1:34.9
12着【B:9人気】16番 ツーエムレジェンド 1:35.0
13着【B-:4人気】9番 ラルク 1:35.1
14着【A:1人気】10番 ピースマインド 1:35.5
15着【映像なし:17人気】8番 スナークスカイ 1:35.7
16着【B:14人気】1番 メイショウシャチ 1:35.8
17着【B-:15人気】15番 ダンツエンペラー 1:36.6
18着【映像なし:18人気】13番 クリノシャンボール 1:39.3

A評価1頭、B+評価2頭。高評価は1頭も来ず、5頭の低評価も映像なしも来ず、すべてB評価の馬で決まった。ロジクライは、追い切りタイムだけ見ると極めて優秀だった。ただ、映像を見てしまうと、本番でショウナンアヴィドに先着するイメージがわかなかった。ショウナンアヴィドは、プラス12キロの馬体重がこたえたのか、大外枠にやられたのか。追い切りの動きは本当に良かった、次走に期待したい。


パドックは、そこまで目立って良い馬はいなかった。B+評価で川田騎手騎乗のレオナルドは入れ込み、さらにこの時期なのに発汗が見られるなど、あまり良いとは感じなかった。強いて挙げるとすれば、レインボーラインとクリノシャンボールが良く見えた。前者はすかっとした好馬体。これからもっと筋肉質になってくるのだろうが、現時点でもシルエットが美しい。後者は映像がなく人気薄なので注目していたのだが、マーカーを使って手入れがされていた。馬の能力には何の関係もないかもしれないが、手入れには時間がかかる。大切にされている馬という証拠で、実際に未勝利戦ではマーカーをしてもらっている馬が穴をあけるパターンを見かける。結果は、前者が6着にがんばったものの、後者は最後走るのをやめ、最下位だった。

レースは、ある程度はそろったスタート。出遅れたのはジュエラー、レオナルド、ツーエムレジェンド、ラルクあたり。そこまでひどい出遅れはない。シゲルノコギリザメが先頭へ行くところを、内からピースマインド、キングライオンが制する。その後ろにロジクライ。馬群は一団となって進み、すっとピースマインドが先頭へ。左右に離れて外を回すシゲルノコギリザメが2番手。前半3Fは34.8のラップで流れた。そこからシゲルノコギリザメが動く。坂を上りきったところで5馬身差をつけて先頭に躍り出ると、自分のペースで坂を下る。直線、リードがなくなってからも粘り、ロジクライに交わされたものの、3着に粘りきった。2着には最後方から飛んできたジュエラーが入った。ジュエラーの上がり3F34.5は目立たないが最速。上がり1Fはとんでもないタイムが出ているはずだ。

勝ち時計の1:34.1は優秀。過去10年で33秒台を出したのは2014年ミッキーアイルの1:33.8のみで、2011年レッドデイヴィスの1:34.0に次ぐ好タイムだ。中でも凄まじい末脚で突っ込んできたジュエラーは牝馬であり、2012年ジェンティルドンナの1:34.3より速いタイムをマークしたことになる。8Rの4歳以上500万下が同条件で、タガノカムイの勝ちタイムは1:34.6だった。勝ったロジクライ、2着のジュエラーは今後もチェックしておきたい。また、展開利だと見られるかもしれないが、シゲルノコギリザメの刻んだラップは優秀だった。1000~1200メートル時点で12.3に落としたとはいえ、よどみないペースで逃げることができた。逃げ馬に太宰騎手が乗るとしぶとく、たいてい押さえるのだが、今回は逃げると考えていなかった。どちらにしても、馬券は取れていないが。

ピースマインドについて。追い切りの動きは良かった。逃げなかったことを疑問視する意見もあるようだが、新馬戦はこのレースより厳しい流れでリオンディーズの2着に来ている。リオンディーズはノーステッキの楽勝だった一方、こちらは追っていたので当時の能力差が大きいのは確かだが、いいレース内容ではあった。2戦目も好内容。藤岡騎手も首をかしげる不可解な敗戦。このレースで見限りたくはない。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/01/ShinzanKinen.html

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