シルクロードステークスの反省と全着順-2016年1月31日のレース

2016年2月2日火曜日

1着【B:2人気】1番 ダンスディレクター 1:07.9
2着【B-:5人気】8番 ローレルベローチェ 1:08.1
3着【B:11人気】7番 ワキノブレイブ 1:08.4
4着【B+:10人気】6番 セカンドテーブル 1:08.4
5着【B:1人気】16番 ビッグアーサー 1:08.5
6着【B+:4人気】5番 サトノルパン 1:08.5
7着【B+:7人気】9番 ヒルノデイバロー 1:08.6
8着【C:12人気】4番 ヤマニンプチガトー 1:08.7
9着【A:3人気】15番 ネロ 1:08.8
10着【B:9人気】3番 リトルゲルダ 1:08.8
11着【B-:6人気】11番 アースソニック 1:08.9
12着【映像なし:16人気】2番 メイショウツガル 1:09.0
13着【B-:15人気】12番 ヤサカオディール 1:09.0
14着【B+:13人気】13番 ニンジャ 1:09.2
15着【B+:14人気】14番 セイコーライコウ 1:09.4
16着【C:8人気】10番 アクティブミノル 1:09.8

A評価1頭、B+評価5頭。唯一のA評価ネロは、栗東坂路で50秒を切り、動きも上々。追い切りで動きすぎたことだけは心配だったのだが、今回のレース内容は心配の方が出た結果なのか、それとも57キロがこたえたのか。9着に敗れた。B+評価もセカンドテーブルが4着に来たことを除けばプラス評価は軒並み沈み、B→B-→Bで決着。映像のあった15頭中6頭をプラス評価して、だれも馬券圏内に入らないひどい評価でした。すみません。


今回は府中でじっくりパドックを見すぎて、リアルタイムにパドックを見られなかった。結果を知ってからレーシングビューアーで確認して書くので、予断が入っているかもしれない。1着のダンスディレクターは良い。「首を厩務員さんの方に曲げているけれど気合いの入っている」代表例のような歩き方で、適度な入れ込みはプラス評価する短距離戦では買いたくなる。似た感じでだめなのがヤマニンプチガトーとヤサカオディール。レーシングビューアーに入っていれば、この3頭を比べてみると違いがわかりやすい。2着のローレルベローチェは尻っぱねをして落ち着きがない。見ていてもこの馬を買うことはなかっただろう。ネロは良い。体を大きく使って踏み込みもしっかり。どうして負けたのかよくわからない。1番人気のビッグアーサーは、後脚の可動域が狭く、馬体重のプラス2キロ以上に太く感じられた。5着以下の馬で良く見えたのは、ヒルノデイバロー。頭を低く保ち、歩様がスムースだった。なお、レーシングビューアーは、素早く更新するという最大目標(読者のニーズでもある)があるため、パドックに入って2周目くらいまでの映像を流すため、落ち着いていない馬が後半でどんどん良くなっていくことも十分考えられることに注意は必要だ。もちろん、その逆もある。

レースは、ある程度そろったスタート。若干、サトノルパンとヒルノデイバロー、アースソニックが出遅れた。先頭に立ったのは中井騎手とローレルベローチェ。アクティブミノルとの苛烈な先行争いになると予想されていたが、難なく5馬身のリードを取った。後続を離してそのまま直線へ。脚色が衰える気配はまるでなく、そのまま逃げ切りそうな勢いだった。しかし、最後は内でじっと脚をためていたダンスディレクターがきれいに伸びてきて差しきった。前の止まらない展開であり、ビッグアーサーは中団からよく伸びたが5着まで。3着に、ダンスティレクターとほぼ同じ位置にいたワキノブレイブ。離れた2番手につけていたセカンドテーブルが僅差の4着に粘った。

勝ち時計の1:07.9は優秀だ。前年の勝ち馬アンバルブライベンは、全く同タイムの1:07.9で押し切っている。前年は良馬場だったのに対し、今回は稍重馬場である。さらに、活躍馬との比較もしておこう。2014年のストレイトガールが1:07.4、2012年のロードカナロアは1:08.3。これらはいずれも良馬場での記録だ。これらの事実から、ダンスディレクターは十分に能力が高いことがわかる。1枠を引いて経済コースでじっと脚をためたロスのなさ、浜中騎手の好騎乗、そして前が開く展開に恵まれたことは有利に働いたとはいえ、1馬身半の着差以上に強かった。2着のローレルベローチェは、すんなり先行できなかった場合にどうなるかはわからない。しかし、スタートから12.0→10.9→10.8のラップを刻んで最後まで脚色が衰えないわけで、スタートさえ決まればどんな相手でもハナを切って自分の形に持ち込めそうだ。見直したいのはヒルノデイバロー。今回は追い切りもパドックも良かったが、最後方からの競馬になった。展開は向かなかったものの、上がり3Fの32.6は、2番目に速いダンスティレクターの33.3を0.7も上回る。展開さえ向けば、一発がありそうだ。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/01/SilkRoadStakes.html

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