東京新聞杯の反省と全着順-2016年2月7日のレース

2016年2月7日日曜日

1着【B+:5人気】6番 スマートレイアー 1:34.1
2着【B:6人気】3番 エキストラエンド 1:34.4
3着【B+:11人気】10番 マイネルアウラート 1:34.6
4着【B:2人気】2番 ダノンプラチナ 1:34.6
5着【B+:8人気】14番 テイエムタイホー 1:34.6
6着【B+:4人気】4番 ダイワリベラル 1:34.6
7着【C:12人気】8番 マーティンボロ 1:34.6
8着【B-:10人気】9番 アルマワイオリ 1:34.6
9着【B-:7人気】12番 トーセンスターダム 1:34.6
10着【A:3人気】1番 グランシルク 1:34.8
11着【B:9人気】13番 サトノギャラント 1:34.9
12着【B:14人気】5番 タガノブルグ 1:35.2
13着【A:13人気】7番 ルルーシュ 1:35.3
中止【C:1人気】11番 ダッシングブレイズ

A評価2頭、B+評価4頭。A評価の2頭は沈んだが、B+組が掲示板に3頭。ダイワリベラルも6着なので、まあ悪くはない評価であった。期待のルルーシュは、ブービー人気でしんがり負け。この馬は前走の追い切りも良かったのだが、さすがに長期休養明けは厳しかった。今回は勝ち馬から1.2差。追い切りでは動けているので、そのうち走ってくれることを期待したい。



パドックでは、抜けて良く見える馬はいなかった。良さそうな中から何頭か。グランシルクは外を回って気合い十分。いつもどおりイレ込みは見られるが、マイル戦ならこれくらいで良い。人気の一角、ダノンプラチナは、身のこなしがやわらかいのは良い傾向。最後尾を歩く買いサインは、スマートレイヤーとマイネルアウラートの2頭。どちらも追い切りB+評価で気配も悪くない。この2頭が1、3着に来た。ダッシングブレイズは首を激しく上下動させ、首も曲がっている。追い切り内容を疑問視したこともあり、切った。ふつうに走っていればどうなったかは、わからないけれど。

レース。スタートはばらついた。トーセンスターダムが大きく出遅れ、ダノンプラチナも後ろから。行きたい馬のいないメンバー構成で、スマートレイヤーがハナを切った。思い切った吉田隼人騎手の作戦は、見事にはまった。前3Fは36.0。かなりのスローペースだ。隊列は、スマートレイヤーから1馬身後ろにマイネルアウラート、その後ろに内からエキストラエンド、外からテイエムタイホー。そのまま崩れず直線でヨーイドン。各馬は横に広がり、馬体を入れるすき間の少ない展開。内の狭いところに突っ込んだダッシングブレイズはラチにぶつかり、浜中騎手が落馬。グランシルクはどこにも出せず、外へ出すのに脚と時間を使ってしまった。池添騎手の位置取りは、明らかな判断ミスだ。結局、スマートレイヤーが逃げ切り。2着にエキストラエンド、3着にマイネルアウラート。外からダノンプラチナが突っ込んできたが4着まで。前に居た馬が残った。

勝ち時計の1:34.1は、かなり悪い。良馬場での34秒台は、1998年に1:34.2で勝ったビッグサンデー以来である。この週の東京競馬場では芝1600メートルのレースが組まれていなかった。前週と比較すると、マジックタイムの勝った節分ステークス(1600万下)が1:33.4であり、それより0.7も遅いことになる。このレースはスローペースの前残りであり、上がりは33秒台がずらりと並ぶ。3F33.0の脚で4着まで差してきたダノンプラチナは、さすがに能力が高いと見ていい。グランシルクも33.0であるが、直線で周りが追い始めたときに外へ出すロスは大きすぎる。戸崎騎手のままで良かった。ダッシングブレイズは、多少はエキストラエンドに詰められ、前のスマートレイヤーもラチ側へ走路を変えたため加速が難しかったのかもしれないが、勝手にラチにぶつかった。浜中騎手が突けるポイントはあそこしかなく、その勇気はすばらしい。怪我が癒えて帰ってきても、内を突ける騎手であってほしい。パトロールビデオを見ると、エキストラエンドの岩田騎手は内を突かれそうになったときに一度、後ろを確認している。落馬後も後ろをさっと確認したが、すぐに気持ちを切り替えて自らの馬を追い、2着に持ってきた。こういう騎手は信頼できる。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/02/TokyoShimbunHai.html

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