シリウスステークスの反省と全着順-2016年10月1日のレース

2016年10月5日水曜日

1着【B+:1人気】1番 マスクゾロ 2:01.7
2着【B+:2人気】8番 ピオネロ 2:01.7
3着【B-:4人気】9番 アポロケンタッキー 2:01.7
4着【B:5人気】11番 ミツバ 2:02.1
5着【B+:6人気】7番 カゼノコ 2:02.6
6着【A:10人気】2番 シンゼンレンジャー 2:02.8
7着【B:11人気】3番 トウシンイーグル 2:03.4
8着【B-:3人気】4番 キョウエイギア 2:03.5
9着【映像なし:9人気】5番 ジュンファイトクン 2:03.7
10着【B:7人気】10番 メイショウイチオシ 2:04.3
11着【C-:8人気】6番 ランウェイワルツ 2:04.8

A評価1頭、B+評価3頭。B+→B+→B-で決まり、人気順位1→2→4と固い決着になった。A評価をつけたブービー人気のシンゼンレンジャーは6着にがんばり、B+評価の3頭がすべて掲示板に載ったので、個人的には悪くはない結果になった。



パドック。目立って良く見える馬はいなかった。シンゼンレンジャーは問題なし。一方、B+評価のマスクゾロとカゼノコは発汗が気になった。ピオネロはイレ込みがきつい。3着に来たアポロケンタッキーは、首の発汗量が多いばかりか、白い汗が飛節の下まで垂れていた。Twitterにも書いたが、良く見えたのがメイショウイチオシ。ゼッケン下に発汗は見られ、トモはゆるめなのだが、首をきれいに使って気分良さそうに外を歩けていた。ミツバは馬体重以上に細く映り、お釣りがなさそうな印象だった。4着に来たので能力が高いとみてよさそうだ。

レース。芝スタートで各馬そろったが、トウシンイーグルはシンゼンレンジャーとキョウエイギアに挟まれ下げる不利。武豊騎手とデムーロ騎手に挟まれる若手の菱田騎手というかわいそうな構図である。先手を奪ったのは内からマスクゾロ。シンゼンレンジャーとキョウエイギアが並んで続く。1コーナーまでに福永騎手が上手に動く。長い直線で内へ潜り込み、経済コースを確保した。2コーナーでマスクゾロのリードは1馬身半。2番手は内からピオネロ、外からキョウエイギア。その後ろの外からアポロケンタッキー、真ん中にシンゼンレンジャーという隊列に。カゼノコは最後方からの競馬になった。前半1000メートルは1:00.5。4コーナーまで隊列は変わらず、迎えた直線。マスクゾロの脚色が衰えない。ピオネロとアポロケンタッキーは粘るマスクゾロを必死に追うが、後述する斜行の影響もあり、届かなかった。



勝ち時計の2:01.7は、稍重馬場を考えても優秀。同じく稍重馬場は過去2度あり、2009年ワンダーアキュートが2:04.5、昨年のアウォーディーが2:04.6だった。どちらもすばらしい馬である。好タイムで逃げ切ったマスクゾロだが、ケチがつくのは最後の直線。外から迫ってきたピオネロの方へ大きくよれた。そのせいでピオネロの脚色がそがれ、さらに同馬も外へ逃げたので、あおりを食ったアポロケンタッキーも少し外へ逃げている。JRAの裁定は過怠金のみだったが、これがなければ1~3着の着順は変わっていたと考えてよさそう。そうなると、ハンデ頭でありながら外を回って僅差の3着に来たアポロケンタッキーの能力の高さが示されたレースと言えるのかもしれない。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/09/SiriusStakes.html

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