ジャパンカップの反省と全着順-2016年11月27日のレース

2016年11月30日水曜日

1着【B:1人気】1番 キタサンブラック 2:25.8
2着【B:5人気】12番 サウンズオブアース 2:26.2
3着【B-:6人気】17番 シュヴァルグラン 2:26.3
4着【B:3人気】3番 ゴールドアクター 2:26.4
5着【B:2人気】16番 リアルスティール 2:26.4
6着【A:8人気】14番 レインボーライン 2:26.4
7着【B:16人気】5番 イキートス 2:26.4
8着【B:14人気】7番 ワンアンドオンリー 2:26.6
9着【B:7人気】4番 ルージュバック 2:26.8
10着【A:13人気】6番 ラストインパクト 2:26.9
11着【B+:12人気】10番 トーセンバジル 2:26.9
12着【B-:9人気】15番 ナイトフラワー 2:26.9
13着【B+:4人気】9番 ディーマジェスティ 2:27.1
14着【B:10人気】8番 イラプト 2:27.1
15着【B:17人気】13番 ヒットザターゲット 2:27.2
16着【A:11人気】2番 ビッシュ 2:27.2
17着【B+:15人気】11番 フェイムゲーム 2:27.3

A評価3頭、B+評価3頭。ビッシュは1週前B+→本追い切りAで、能力さえ足りれば本命候補。パドックでも良く見えたのだが、さすがにここでは厳しかった。





パドック。さすがにみなさん良く見えたのだが、キタサンブラックが鶴首で気合い乗り満点。ゴールドアクターは相変わらず股間に発汗が見られたものの、いつもよりうるさくない。A評価組のラストインパクトは尾を巻き込んで歩けていた。ビッシュは口をパクパクさせていたが、馬体を大きく見せて前脚の出は良い。一方、レインボーラインはこのメンバーに入ると見劣る。ディーマジェスティやトーセンバジルも同様に見劣る印象。ワンアンドオンリーは頭高めだがキビキビ動けている。本当にこの馬はいつになったら走るのだろう。いつもパドックでは馬体を良く見せてくれる。海外組はいまいち。中でもイラプトは太く見えた。リアルスティールは後脚の可動域が狭く、本調子ではなさそう。2着に入ったサウンズオブアースはやわらかで良く見えた。一方、3着のシュヴァルグランはうるさい。ルージュバックは最後尾を歩かせてもらっていたが、テンションが高かった。

レース。イラプトが立ち上がりかけたが、スタートはそろった。内からスルスルとキタサンブラックが先頭へ。馬場の内を開けてポジションを確保し、1コーナーでラチ沿い経済コースを通る逃げに出る。カーブで隊列は整い、2番手のワンアンドオンリーとは3馬身差。その後ろは横から見るとちょうど1馬身ずつの差をつけてきれいに並んでいる。ゴールドアクターは3番手、リアルスティールが4番手でキタサンブラックを視界に入れながら進める。向こう正面でも武騎手は内を開けて逃げる。前半1000メートルは1:01.7。3-4コーナーで各馬がポジションを押し上げ、直線に向いた時点でキタサンブラックのリードは1馬身半。各馬ここから追い出しに入ったが、キタサンブラックは蜃気楼のように遠ざかっていく。前目から勝ちに来たゴールドアクターやリアルスティール、ラストインパクト、イラプトあたりは坂で止まってしまった。一方、坂で最高の手ごたえだったイキートスは坂の頂上で脚色が同じになってしまい、サウンズオブアースとシュヴァルグランは自分のレースを淡々とこなして2,3着に来たような印象。キタサンブラックの圧勝だった。





勝ち時計の2:25.8は、遅い。過去10年、今回より遅かったのは2013年ジェンティルドンナの2:26.1だけだ。今回はスタートして先手を奪うと、1F12秒台前半の脚を混ぜながら逃げ、上がり3F目のペースアップも11.9とゆったり入った。キタサンブラックの上がり3F34.7は、トップだったレインボーラインの34.3と0.4しか違わない。これでは後続が届くはずもない。超スローに持ち込むわけではなく、ハイペースにはしない。最良のコースを通り、後続に変なポイントで脚を使わせて勝つ。キタサンブラックがどれだけ勝ってもそれほど評価されないのは、このあたりなのかもしれない。今回も1番人気とはいえ単勝は380円だった。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/11/JapanCup.html

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