有馬記念の反省と全着順-2016年12月25日のレース

2016年12月31日土曜日

1着【D:1人気】11番 サトノダイヤモンド 2:32.6
2着【D:2人気】1番 キタサンブラック 2:32.6
3着【A:3人気】2番 ゴールドアクター 2:32.7
4着【D:8人気】4番 ヤマカツエース 2:32.9
5着【D:7人気】8番 ミッキークイーン 2:33.0
6着【B:5人気】14番 シュヴァルグラン 2:33.1
7着【C:10人気】15番 アルバート 2:33.3
8着【B+:4人気】6番 サウンズオブアース 2:33.4
9着【B+:11人気】13番 デニムアンドルビー 2:33.4
10着【B:6人気】16番 マリアライト 2:33.6
11着【B:9人気】10番 アドマイヤデウス 2:33.6
12着【B:15人気】9番 ヒットザターゲット 2:34.1
13着【D:13人気】12番 サトノノブレス 2:34.8
14着【B-:16人気】3番 ムスカテール 2:34.9
15着【B+:12人気】7番 マルターズアポジー 2:35.0
16着【C:14人気】5番 サムソンズプライド 2:35.6

A評価1頭、B+評価3頭。これに加えて1週前にヤマカツエースをA評価。1週前B+評価はサトノダイヤモンドとマリアライト。とはいえこの水曜日は栗東組が濃霧でほとんど見えず。競馬記者の方々も苦労しただろうし、レーシングビューアーの編集にもその苦労が見て取れた。見えないものは仕方がない。ほぼすべてがD評価(評価不能)になった。





そうなるとパドックの比重が増すのだが、パドックでさらに困ることになる。さすがに各馬仕上げてきているようで、良い馬しか居ない。2週連続A評価したゴールドアクターがうるさければ切りたかったのだが、いつもより良い。びしっと追い切らなかった引退レースのマリアライトも良く見せる。サトノダイヤモンドは毛ヅヤピカピカ。キタサンブラックは良くも悪くもいつもどおり。評価を下げたのは2頭だけ。デニムアンドルビーはB+評価したが、前走よりはましだったものの右後肢の歩様が不安。アルバートはヨダレが気になった。

レース。ムスカテールとデニムアンドルビーが若干の出遅れ。予定どおり武士沢騎手のマルターズアポジーが逃げる。好スタートから最短距離で1週目4コーナーに入る最高の騎乗だ。ペースはゆるめず、飛ばして逃げるわけでもなく、後続を引き離して5馬身程度の差をつけて4コーナーへ。2番手はキタサンブラック。その後ろにゴールドアクターがつける。前半1000メートルは1:01.0。向こう正面手前でサトノダイヤモンドが動き、キタサンブラックを外からマーク。内からゴールドアクターが続いており、キタサンブラックにはプレッシャーのかかる展開になった。3コーナーのカーブ。マルターズアポジーのリードは1馬身に縮まった。サトノダイヤモンドは控えて脚をため、サトノノブレスが代わりに外からプレッシャーをかける役割を担う。同一厩舎、同一馬主だとこういうことができる。サトノノブレスはカーブ中盤でお役御免。せっかく状態が良さそうだったのにもったいない。マルターズアポジーは最後の直線手前までがんばったが、そこまで。先頭に立ったキタサンブラックにゴールドアクターが並び、一瞬は前へ出たように見えたのだがそこからキタサンブラックが再び伸びる。鮮やかな二の脚でゴールドアクターはついていくのがやっと。その後ろでおっつけていたサトノダイヤモンドが最後の最後に最高の脚を使い、一気に2頭を交わしてゴールした。





勝ち時計の2:32.6は、長距離なので何とも言えないが悪くはない。昨年の1、3着馬が2、3着と、能力の高い馬がそのとおりに来たレースを勝ったのだから、サトノダイヤモンドの能力は高いと見ていいだろう。来年は斤量が2キロ増え、毎回サトノノブレスが助けてくれるわけでもないとはいえ、これからの成長も見込めそうだ。キタサンブラックは並ばれてからが強い。気性面に課題はなく、逃げなくても問題ない。この馬に勝つためには、今回のようにゴール前で一気に差しきるしかないのかもしれない。ゴールドアクターは悔しい結果になった。相手を1頭と決めてぴったりマークし、勝ちにいっての敗戦。今回はびっしり仕上げ、吉田隼騎手も完璧に乗っての結果で、能力差はありそうだ。ただ、この馬はパドックでうるさく、気性面で成長の余地がある。年を重ねて落ち着いてくる馬もいる。来年も人馬一体で活躍してほしい。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/12/ArimaKinen.html

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