天皇賞・春の反省と全着順-2017年4月30日のレース

2017年5月3日水曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
13キタサンブラック牡5583:12.5B-1
26シュヴァルグラン牡5583:12.7B-4
315サトノダイヤモンド牡4583:12.7B-2
410アドマイヤデウス牡6583:12.8B10
57アルバート牡6583:13.3B+6
69ディーマジェスティ牡4583:13.5B+8
712ゴールドアクター牡6583:13.6B+5
813トーセンバジル牡5583:13.7B+9
91シャケトラ牡4583:13.7A3
105ファタモルガーナせん9583:13.8C15
1114ワンアンドオンリー牡6583:14.1B11
1216レインボーライン牡4583:14.3A7
138タマモベストプレイ牡7583:15.1C14
144スピリッツミノル牡5583:15.2B16
1517ヤマカツライデン牡5583:15.7B12
1611プロレタリアト牝6563:15.9B-17
172ラブラドライトせん8583:16.2C13


総評
A評価2頭、B+評価4頭。1、2番人気のキタサンブラックとサトノダイヤモンドは、共に1週前B+評価、本追い切りB-評価だった。2着のシュヴァルグランはどちらもB-評価。全く参考にならない評価になってしまった。





パドック
サトノダイヤモンドが最も良く見えた。堂々と歩けており、気合いも入りすぎないすばらしいパドックだった。その後ろのレインボーラインも良かった。坂路での動きどおりに、パドックでも後脚が一切流れない。一方、キタサンブラックはいまいち。長距離戦でヨダレが見える馬は基本的に消しで、今回はつまづくシーンも見られた。この馬は、それでも勝ってしまう。
ポイント
乱ペースを演出するならラブラドライトの逃げだろうと見ていたら、見事に出遅れ。同時にシャケトラも出遅れ。デイーマジェスティも後ろから。ゴールドアクターが最も出遅れた。キタサンブラックが出てくるところを外からヤマカツライデンが果敢に交わしに行く。1周目の3コーナーまでにハナを奪い、ハイペースで飛ばす。問題はシャケトラで、出遅れたのを挽回しようとポジションを取りに行ったまではいいのだが、それで掛かってしまった。3コーナー手前で鞍上は手綱を引っ張り、チグハグなレースになった。そのシャケトラが3~5番手あたりにつける中、ヤマカツライデンは引き離して逃げる。1000メートルの通過タイムは58.3。京都コースでほとんど下りとはいえ、長距離ではありえないラップだ。2番手はキタサンブラックで、その差は10馬身ほど。実質的にキタサンブラックが他馬を引きつけた逃げを打っているような展開になった。サトノダイヤモンドは中団の外。レインボーラインは最後尾。アルバートがサトノダイヤモンドを見る好位置。シュヴァルグランはキタサンブラックを見ながら先行。向こう正面で差は詰まり、3コーナーで先頭との差は5馬身。レインボーラインはまだ最後方。4コーナーの手前でキタサンブラックが先頭に立ち、直線に入ったときには後続に2馬身差。シュヴァルグランとアドマイヤデウスが追うが、届かない。最後はサトノダイヤモンドもズブズブ伸びてはきたのだが、アドマイヤデウスを交わすのがやっとだった。





分析
勝ち時計の3:12.5は、レコード。2006年ディープインパクトの3:13.4を0.9更新した。ラップはかなり速かった。1600メートル通過が1:34.5、2000メートル1:59.7、2400メートル2:24.8。ヤマカツライデンはスタートから全力で飛ばしていけば、これらすべての距離でオープンクラスの上位に入れそうだ。このハイペースは、本来なら差し馬有利な展開だが、上位に先行馬が粘った。上がり3F上位がそのまま1~5着。先行してその脚を使えたアドマイヤデウスとシュヴァルグランは今後も押さえておきたい。サトノダイヤモンドはパドックで良く見え、今回の負けは距離のせいかもしれない。道中外を回ったのもこたえたか。ゴールドアクターは相変わらず入れ込んでいたが、今回はましだった。吉田隼騎手で出遅れたことはなく、乗り替わりは失敗だったのではないだろうか。レース後、ディーマジェスティとトーセンバジルが下馬。どちらも命にかかわるようなダメージはなかったようで、ひとまずは安心した。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/04/TennoShoSPRING.html

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