関西テレビ放送賞ローズステークスの反省と全着順-2017年9月17日のレース

2017年9月20日水曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
114ラビットラン牝3541:45.5B8
216カワキタエンカ牝3541:45.7B-6
36リスグラシュー牝3541:45.8B3
45ミリッサ牝3541:45.8B5
511メイショウオワラ牝3541:45.9-12
617ファンディーナ牝3541:46.2B+1
72モズカッチャン牝3541:46.2A2
812ブライトムーン牝3541:46.2-17
910レーヌミノル牝3541:46.3A4
104ミスパンテール牝3541:46.3B13
113サトノアリシア牝3541:46.3-15
121クイーンマンボ牝3541:46.4B-7
137メイズオブオナー牝3541:46.4-11
1415カラクレナイ牝3541:46.5B9
159アロンザモナ牝3541:47.0B-18
168ブラックスビーチ牝3541:47.0B+10
1713ハローユニコーン牝3541:48.0B-14
1818ヤマカツグレース牝3541:48.6-16


総評
A評価2頭、B+評価2頭。しかしパドックで良く見える馬が多い中、ファンディーナはかなり入れ込んでおり、モズカッチャンもどうも気に入らない。レーヌミノルは距離が微妙。難しいメンバー構成になり、結果はB→B-→Bで決まってしまった。



パドック
良く見える馬が多かった。Twitterで書いたとおりだが、ファンディーナは買いにくいほどの入れ込み。モズカッチャンも発汗がひどい。勝ったラビットランは後脚の繋がやわらかで、クッションの効いた歩様。リスグラシューも良い。ただ、2着のカワキタエンカは全く良く見えなかった。
ポイント
スタートはまずまずそろったが、ブライトムーンとハローユニコーンが行き脚つかず。カラクレナイ、カワキタエンカ、ファンディーナ、ヤマカツグレースの外から4頭が好スタートを切り、カワキタエンカがハナへ。ヤマカツグレースが2番手。馬群は4コーナー手前でも縦長。直線でヤマカツグレースは一杯に。カワキタエンカのリードは3馬身程度。残り1Fでファンディーナが前をとらえようとするが伸びない。むしろカワキタエンカとの差が再び広がる。そこへ外からラビットランが鋭い脚で伸び、各馬を撫で斬りにした。



分析
勝ち時計の1:45.5は、まずまず。ハイペースで流れたため、44秒台が出てもおかしくないかなと見ていたのだが、さすがにそこまではなかった。それでも2009年ブロードストリートの1:44.7、2015年タッチングスピーチの1:45.2に次ぐ好時計である。前者は続く秋華賞で2着、後者は秋華賞6着に敗れたものの2走後のエリザベス女王杯で3着に来た。勝ったラビットランには心強いデータだろう。ただ、このレースの勝ち馬は軒並み秋華賞で好走しており、タイムはそれほど重要ではないかもしれないが。ラビットランの末脚は強烈だったが、それ以上にカワキタエンカのしぶとさが目立った。全ラップは、12.4-10.9-11.3-11.8-12.2-12.0-11.6-11.3-12.0。前半1000メートルを58.6で飛ばし、中盤にゆるめて再加速。前に居た馬が総崩れになる中、唯一粘り込んだ。上がり3Fは35.1で、ラビットランとは1.6秒差。本番では1F長くなるので同様のレースにはならないかもしれないが、自ら展開を作れたことは十分に評価できる。勝ったラビットランは、展開も味方した。前がきれいに開き、まっすぐに伸びることができた。後脚をやわらかに使い、かつパワフルに蹴って前への推進力を生み出す走法であり、直線でロスがなかったことは大きかった。躊躇なく大外に持ち出した和田騎手の騎乗も生きた。3着リスグラシューは本番への予行演習という感覚か。上がり3Fはラビットランと0.2差で、道中少し後ろに居て、直線で外に持ち出すのが遅れた差がそのまま結果に出ただけ。本番で逆転があるかもしれない。ミリッサは惜しい4着。体は小さいが、バネのある走法で、上位勢では最もロスがあった。結果論になるため騎手は責められないが、外へ持ち出すのをあと1秒待っていれば、目の前にスペースが出来ていた。1800メートルは守備範囲であることがわかった。本番で距離がもう1F延びるが、それをこなせれば圏内か。ファンディーナは気性面がどうか。本番は落ち着いて迎えたい。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/09/RoseStakes.html

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